ライブ配信には世の中を変える力がある

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『9nine one man live 2019 beyond the Cloud9』ライバーライブレポート
2019.01.194:37
渡辺彰浩

ライバー 9nine

9nineが、1月13日にZepp TOKYOにて『9nine one man live 2019 beyond the Cloud9』を開催した。

2019年は結成14年、メジャーデビュー9周年という、9nineにとって特別な年だ。「beyond the Cloud9」と副題が付けられた今回のワンマンライブは、グループが掲げる「最高の幸せ」を意味する「“Cloud9”を超えていく」という意味が込められた、9周年のスタートを飾る相応しい公演となった。本記事では、同日の2公演目をレポートする。

ライバー 9nine

今回のライブは、公演の演出、セットリスト、舞台セット、衣装案にまで、メンバー4人が長い期間をかけて準備してきた。9周年の始まりを楽しみにしているのは、もちろんファンも一緒だ。グッズのTシャツ、スポーツタオルにデザインされたイラストは、ファンによるもの。毎週水曜日 にFRESH LIVEで生放送されている『GO!GO!9nineちゃん』では、セットリストの開始3曲を予想する企画が行われ、「#9nineワンマンセトリ予想」のハッシュタグでファンによる様々なセトリ予想がツイートされていた。まさにメンバーだけでなく、ファンと共に準備したワンマンライブと言えよう。

そんな期待が高まるライブのスタートを飾った3曲は、「Angel drops」「White Wishes」「Prism Drops & Falls」という冬を彩る楽曲たち。冬という一つのテーマでも、愛らしく、大人っぽく、それぞれ違う表情を見せる4人。純白の衣装も楽曲の世界観に華を添えていた。果たして、この3曲を予想的中させたファンはいたのだろうか?

ライバー 9nine

デビュー初期から歌い続けている「Cross Over」ではステージから客席に降り、より近い距離でファンと触れ合う。4人体制としては初の楽曲「チャンス」を挟み、「LOVE VAMPIRE」「Brave」とライブ人気の高いナンバー、昨年配信されたシングル「願いの花」を披露していく。

印象的だったのが、ライブ中盤のダンスパフォーマンスを軸としたブロックだった。筆者は、これまで『TOKYO IDOL FESTIVAL』を始めとしたアイドルフェスやイベントでしか、9nineを観たことがなかった。つまり、これが初のワンマンライブ。9nineのパフォーマンス力の高さは理解していたが、限られた時間となるフェスではそのグループの魅力を存分に味わえないことを痛感させられた。メンバーのソロダンスパートでは、佐武宇綺が先陣を切り、妖艶に舞う。吉井香奈恵は赤いクロスを手にエキゾチックに、村田寛奈は愛らしくタップを踏み、西脇彩華へとバトンを繋ぐ。艶やかに美しく踊る西脇に3人が揃い、テクノポップの曲調に“ドールダンス”を踊る「少女トラベラー」へ。トレヴァー・ホーンが手がけたテクノ、ニュー・ウェイヴ調の9nineとしては最も先鋭的な「SunSunSunrise」、様々なメロを組み合わせた挑戦的な「Evolution No.9」と続いていく。中でも「SunSunSunrise」は、複雑な振り付けとフォーメーションダンスが核となる高度なパフォーマンス力が求められる楽曲。2階から観ていたこともあり、息の揃った美しいその構図に度肝を抜かされた。

ライバー 9nine

メンバー紹介を織り交ぜた定番曲「9nine o’clock」で締められた本編。アンコールでは会場にその選曲から驚きの声が挙がった「SMILE & TEARS」で、新型ペンライトを使いファンと一つになる。ここで、メンバーから4月6日に中野サンプラザにてワンマンライブが開催されることが発表された。2017年8月に行なって以来、2年ぶり。4人体制になってからは2度目となる場所だ。9nineは昨年、7月に香港、8月に台湾と初の海外ワンマンライブを重ね、新たなステップを踏み出した。この日のライブでも最前列に海外からの熱狂的なファンがライブを楽しんでいたことからも、その試みは着実に実を結んでいると言えよう。「見上げた空 広がる夢 未来のドアを開けて」というのは、ライブを締めくくった「SHINING☆STAR」の歌詞。中野サンプラザの先に広がる9nineの9周年は、始まったばかりだ。

(了)

Text: 渡辺彰浩
ライバー https://livernet.jp/

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