ライブには世の中を変える力がある

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5G時代が来たらどうなる? なぜ視聴用と配信用でアプリを分けてるの? 『ツイキャス』についてアレコレ聞いてみた

2019.04.0211:00
ライバーネット編集部

2010年2月に日本で誕生し、iPhoneやAndroid端末、PCから誰でも手軽にライブ配信を行えるサービスとして現在は全世界に2400万人以上の登録ユーザーを誇る『TwitCasting』(以下、ツイキャス)。近年モバイル向けを中心とした様々なライブ配信プラットフォームがひしめくなかで、リリースから9周年を迎えた老舗サービスとも言える存在です。

このたび、運営するモイの広報担当者を通じ、サービスの成り立ちや今後の展望を聞いてみました。

――改めて、サービス開発の経緯について教えてください。どんな人にどのように利用して欲しいと考えリリースしたのでしょうか?

ツイキャスを作る前に JokerRacer という、ラジコンをインターネットで操作するサービスを運営していたのですが、メンテナンスが大変でサービスを終了することになりました。この技術を iPhone で実現すれば超低遅延な配信サービスが作れるんじゃないかな、と思ったのが開発のきっかけです。

当時は USTREAM というサービスが iPhone から配信できる世界初のアプリとして登場したばかりだったのですが、モバイルのネットワークでは使うのが難しい状態でした。これを日常的に使えるサービスに、と頑張った結果として誕生したのがツイキャスでした。

――現在はどんなユーザー層がツイキャスに集まっていますか?

配信者・視聴者ともに女性の比率が高く、利用者の6割以上が10代・20代の若いユーザーです。

――今では個人によるライブ配信を代表するサービスとなっていますが、サービス開始当初はご苦労もあったのでは?

開始当時はそこそこ話題になったのですが、まだまだ配信する人が少ない時代だったので配信者がほとんどいない時間もありました。配信する人が安定して定着するようになるまで3年くらいかかったのですが、この間はサイトも寂しくてなかなか辛かったです。

その後、ユーザーが急激に増えていく途中は、逆にサービスを安定させるのが大変でした。回線の増強も追いつかず、アクセスが集中する人の配信などはどうにか配信が途切れないようにと技術的な工夫も必要でした。

――ユーザー増加のきっかけや、増えてきたと実感した時期は?

2014年頃に中高生にTwitterが流行ったのがきっかけで急速にツイキャスが広まりました。中高生から広がったツイキャスですが、その後は若年層に限らず社会人にも広く使ってもらえるようにカテゴリやチャンネルを追加し、今では幅広い年代の方にご利用いただいています。

――近年、新たなモバイル向けライブストリーミングのサービスが次々と登場するなかで、 先駆者としての強みはどこにあるとお考えでしょうか?

ツイキャスは全ての人にとって公平で安心して使えるプラットフォームであることを心がけて開発やコミュニティ運営を続けてきたので、他の配信サービスが増えていく中でも「やっぱりツイキャスが落ち着く」と言ってもらえると嬉しいです。

――競合アプリとのサービス面での違い、特徴は?

ツイキャスはイベントなどの一時的な盛り上がりよりも、人と人との心地よいつながりを大切にしています。出来るだけみなさんのコミュニケーションが快適になるよう、遅延が少なく、規制回線などでも視聴できるような、あらゆる環境に配慮した改善とサービス運営を行なっています。

そのため、直接寄せられるお問い合わせメールやキャンペーンなどで集まる数万通のご意見をはじめ、配信を視聴しながらユーザーの生の声を聞くようにしています。これらの意見をサービスの改善につなげています。

――視聴用と配信用でアプリを分けているのはなぜですか?

はじめにリリースしたのが配信用アプリの「ツイキャス・ライブ」なのですが、当時はAppleの審査に時間がかかる時代だったので、アップデートしやすいように別アプリにしたという経緯があります。

また、ユーザーの中にはライブとビュワーどちらか一方だけを利用する人も多く、アプリを分けることで安心して使ってもらえるというのもあります。

――現在では一般的となったアイテム収益の仕組みは、当初から構想にあったのでしょうか?

サービス開始時点では全く構想にありませんでした。コメント以外にも新しいコミュニケーションができないかなと、サービスを開始してから2年ほど経った頃にアイテム機能を追加しました。

当時は収益機能がまだなく、あくまでも日常的なコミュニケーションとして気軽に送れるものとして提供していました。その結果、たとえば挨拶代わりに「お茶アイテム」を送るといったツイキャス独特の文化も生まれています。今は個人をもっと応援できる機能としてアイテム収益を開始しています。

――これから5Gが普及していくことで、何かサービスに変化は起こりますか?

高速化された通信システムでは、混雑している場所でも快適に配信を行うことができるようになり、遅延が劇的に改善することが見込まれます。その結果、より双方向型のコミュニケーションが増えていく可能性があると思います。

――今後、どのような人にどのようにサービスを利用して欲しいと考えていますか?

ツイキャスでは、サービス開始当初から今も変わらず世界中の人にリアルタイムでつながる心地よいサービスを提供していきたいと考えています。引き続き、安心して楽しめるサービス作りを強化し、より多くのユーザーに使ってもらえるようにしたいと考えています。

――何か新しいサービスの追加予定があれば、教えてください!

月額会員制の「ファンクラブ」機能が今後公開予定です。

――「ライバー」を職業にする人も登場していますが、今後、ライブストリーミングの市場はどのようになっていくと思いますか?

個人がもっと自由に活躍できる場が増えていくと考えています。職業にする・しないにかかわらず、みなさんが安心して楽しめる場として、より健全な形で発展していくことを望んでいます。

――本日はありがとうございました!

-了-

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