


コレコレプロデュースアイドル『コレって恋ですか?』2回目のライブ『コレ恋LIVE!! vol.2』レポート(2019年12月1日)
「拡散PR」とは、心理的距離が近い人、信頼している人からのシェアの連続によって情報を拡げるプロモーションの方法です。
企業メディアと個人がフラットな立場で同じツールを手にしたとき、わたしたちは自然と個人を信用するようになって来ています。
それに伴い、わたしたちは個人に対して投資をしたり、個人に薦められたものにお金を払うことにためらいがなくなってきています。
これはデバイスやツールの進化によるものですが、もしかしたら人ってそもそもそういうものだったのかもしれません。例えば情報を広く伝えるためには、これまで大掛かりな装置を使って紙に印刷したり、放送局に言って番組に出演したりする必要がありましたが、今やスマホひとつあれば誰でもそれができます。そしてそれら個人からの情報発信が信頼されています。人はもともとメディアを信じたかったのではなくて、それを通して見える人を信じていたにすぎないのではないでしょうか。
今や、何かを広く伝える際にメディア企業や編集者を間に入れる必要はなくなってきています。徐々にこれまで間に入っていたメディア企業の存在意義自体が薄れてきています。
これは、リアルイベントについても同様です。SNSやライブ配信を駆使してファンを増やし、万単位のライブイベントを成功させる例が出始めています。歌い手の大規模イベントの成功事例がまさに「個への信頼の時代」の証となっています。
これらがますます加速し、もはや企業メディアよりも個人からの情報発信を信用するという人も増えて来ており、情報発信において個人の影響力、発言力はかつてないほど増大しています。
そういった時代において、製品をより多く知ってもらうにはこれまでのような企業メディアとの関係構築とはまた違ったノウハウが必要となります。
PRを考えたとき、これまではメディアとの良好な関係を作ることに腐心される担当者が多かったと思いますが、もはやそれだけでは不十分な時代となりました。個人からの直接発信、直接実行の時代となり、お金の動きも個人から個人へと流れています。むしろメディアの影響力は相対的に低下しつつあるのです。
『拡散PR』とは、「インフルエンサー」と呼ばれる、拡散力を持った人たちと良好な関係を築きつつ、最適な方法でPRをおこなうノウハウをまとめたものです。
メディアに頼らなくてもモノを売ることはできる。今、そんな時代になっています。
その情報発信の起点となるのが、インフルエンサーという、SNSで信頼を得ている人たちです。
情報の発信はどこからスタートしてもよいというわけではなく、どのセグメントに対して情報を届けたいのかを見極める必要があります。
また、インフルエンサーは確かに拡散の起点となる人ですが、モノを売る人ではありません。
それぞれの流儀もありますので、それを見極めて、できるだけ親和性の高いものを提案しなければなりません。
拡散PRの手法の中でも特に「動画」や「ライブ配信」のについて語られている書籍が
「バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ」(飯田祐基著,ダイヤモンド社)
です。
書店で手にとってみてください。