ライブ配信には世の中を変える力がある

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公認会計士・山田真哉氏に聞く「前澤社長からの100万円、電子マネーの交通費など」 確定申告の生相談・第0.5回(後編)
2019.02.2110:15
ライバーネット編集部

160万部のベストセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(光文社)などの著書もある、公認会計士・山田真哉氏が、YouTube Liveで確定申告に関するアレコレに回答しています。

初めての税理士で気を付けるべきことは?

山田:(質問者が不動産収入なので)管理会社さんが雇っている税理士さんって、不動産所得に強い人が多いので、大丈夫だと思います。そればっかりやっている税理士だと思うので。不動産系って結構単純なんですけど、建物の減価償却だったり、リフォーム代の償却だったりとかはちょっとややこしいので、そこに強い税理士に任せるのが一番安心だと思います。

ただ管理会社の人に不動産以外のこと、例えば医療費もこれだけありましたよとか、実は扶養家族がいてとか、そういう情報もちゃんと全部伝えることが大事です。これを伝え忘れていると税金が多めに来ちゃったりするんで、全部お話しておいてください、税金に関わりそうなことをね。ふるさと納税してますよとか、寄付してますよとか、あと生命保険控除とか、気を付けてください。

交通系電子マネーのチャージ代は旅費交通費になるの?

山田:それはできますよ、仕事であればね。なので、チャージ代の領収書を取っておきつつ、たまに履歴印字をする感じで。僕SuicaとかPASMOなんですけれども、券売機で履歴印字ってボタン押すとざーって出てきますので。何駅から何駅、梅田からなんばとか、天王寺とか、ばーっと出てきますから、それをたまにちゃんと取っておいて、ほら全部交通費ですよと。このICOCAで別に飲み食いしてませんよ、みたいなアピールは必要です。(チャージ代の領収書は)履歴印字とセットだと思ってください。

確定申告の相談を税務署に聞ける?

山田:基本的にお金はかかりませんし、NGではないです、個人であれば。会社とかであれば、「それは税理士雇ってください」と言われちゃうんですけれども。個人の場合の確定申告は税務署に聞いていいんですが、確定申告の繁忙期に入ってしまうと「直接、確定申告会場に行ってください」とか言われちゃうと思います。これは税務署の忙しさによりますね。この時期はもうそろそろ……。1月中まだ大丈夫だと思いますが、2月に入ったらもう「会場に行ってください」と言われると思います。

良い税理士の見極め方は?

山田:これ難しいよね。いいお医者さんと一緒で評判とか噂とかになるんですけれども。あとはレスが早いかどうかっていうのは大事だと思います。要はレスが早いということは仕事ができるというか、少なくともそのお客さんに興味がある税理士だということになりますし、レスが遅いとちょっとないがしろにされているのかな、とわかると思います。

確定申告をしなくてもバレないの?

山田:そういう人、結構いらっしゃるんですよ。収入と経費が同じぐらいだったらそもそも納税額が発生しないので、しないって場合もあるんですけど。儲かっていれば、いつか、大体バレますけどね。

あと国の税務署からは来なくても、市区町村から直接来る場合があります。大体、秋ぐらいに市区町村から、「あなた住民票ありますけど、納税してませんね。どういうことですか」っていう書類が届く。これを無視し続けると市区町村のほうから電話が来たりとか、ドンドンドンドンっていうのが来ます。

クレジットカードは事業用と生活用で分けた方がいい?

山田:原則分けたほうがいいでしょうね。分けなくてもクレジットカードの明細書に仕事用のモノを全部蛍光ペンで塗って、「これは仕事用」とかやってもいいんですけど。個人事業主の大前提って、確実にプライベートと仕事、いわゆる家事費と仕事費を分けるべきっていう原理原則があるんですよ。

なので、少なくとも銀行口座は分けてほしいです。できればクレジットカードも分けていると、「この納税者はちゃんとわかってるな。分けてやってますね」というのが伝わるのでプラス評価だと思います。

退職後、確定申告をしたほうがいい?

山田:会社を退職してまた再就職したら、会社が年末調整してくれるんですけど、会社を退職してそのままフリーランスだったら、確定申告したほうが所得税が返ってくる可能性高いでしょうね。(前の会社の源泉徴収では)大体多めに引いてますからね。

自分で決算書を作っているが、会計ソフトは必要?

山田:悩みますね、個人事業主の場合。年間、1万円ぐらいしますからね。年賀状ソフトと一緒だと思ってください。年賀状ソフトでもエクセルからデータを飛ばしてワードで出すっていうのが得意な人は、別にワードとエクセルで年賀状作成してもいいんです。

けど、やっぱり年賀状作成ソフトがあったほうが他人にも頼みやすいよね。例えばアルバイトとか奥さんとかに、「ちょっと年賀状出しておいて」って言うときに、ワードとエクセルで作ったプログラムでやってもらうの、やっぱり無理じゃないですか。

会計ソフトも一緒で、自分だけだったら問題ないんですけど、人に見せたりとか頼んだりするときには、手作りのエクセルだけの貸借対照表、損益計算書だと外から見たらよくわからないんで、他人に見せることがあるかどうかが一つのポイントかなとは思っています。

ということで11時半越えましたね。それでは今日はこれで終わりにしたいと思います。どうもありがとうございました。バイバーイ。

―了―

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