


コレコレプロデュースアイドル『コレって恋ですか?』2回目のライブ『コレ恋LIVE!! vol.2』レポート(2019年12月1日)
ツイキャスでの雑談配信から「ポケット・モンスター」シリーズのゲーム実況、悪口もネタに変えてしまうユニークな配信で、どんどんファンを増やしているポケカメンさん。
大好きなポケモンと仮面ライダーから取ったユニークな名前と、その独特な配信の理由やきっかけなど、お話を伺ってきました。
<ポケカメンさん プロフィール>
2015年頃から活動しているゲーム実況者。
名前に「ポケ」と付けてしまうほどポケモンを愛しており、ポケモン実況動画はリスナーにも常に大人気!
主にツイキャスをメインに活動しており2017年の12月に創設したYouTubeチャンネルの登録者数では現在50,000人を超える。
よろしくお願いします!まず、配信を始めたきっかけを教えてください。
ポケカメン:すごいめちゃめちゃしょうもないんですけど、僕は一人っ子で本当は寂しいという気持ちでネットに入って配信を始めたっていう感じですかね。15歳とかその辺です。15歳でネットに入って、配信を始めたのが16歳ぐらいですね。
僕もはじめは見ている側専門だったんですけど、最初始めた配信は身内配信という ネットで出会った人たちだけでべちゃべちゃ話したり、ただ のほほんと過ごす感じのものでした。平田くんとかREINさんとか、コレコレさんのような大手配信者さんたちがいて。閲覧何千人も集める人たちというのがトップに表示されるんですよね。その人の配信を見て、僕も有名になってみたいなと思ったのが、本格的に始めたきっかけです。
ーー最初はどんな感じで配信していたんですか?
ポケカメン:最初は携帯に向かって一人でずっと雑談していましたね。パソコン配信が一番人が来ることを知って、パソコンを買ってもらいました。そこからちょっとずつゲーム配信をしだして、売名、企画、凸待ちして伸びたって感じですね。
ーー家族の方はご存知ですか?
ポケカメン:今は知ってます。最初はちょっとひどい言い方になるんですけど、おかしくなっちゃったのか、とか言われましたね。パソコン越しに一人で喋っているので、何をしているのか親もわからないから、不気味がられたり。学校も、勉強よりも僕が配信が大好きで、毎日配信していたので、 親はもうほぼほぼ呆れていて…。でもだんだん稼げるようにもなって、いざお金とかを持ってきたら理解してくれたという感じですかね。配信というものを理解してくれ、親も今はなんとも思ってないと思います。
今YouTubeとかはすごい有名じゃないですか。ちっちゃい子もYouTubeやったり、配信やったりしている子とか多いから…。今なら最初から理解されるんじゃないかと思います。僕がただ、2、3年前にそういうのがまだ流行ってない時だったので理解されなかったというだけですかね。
ーー最初から配信で食べていこうって思ってたんですか?
ポケカメン:勉強は嫌いだったので、そもそも大学に行くつもりがなくて。でも親には行けと言われていたんですけど、これで行こうということで配信を3年間して、今があるという感じです。
今、ツイキャスの中に「お茶爆」という課金のシステムがあって、好きな配信者にお金を投げられるようになっています。僕が配信を始めた3年前はツイキャスって言えば無料。お金を稼げる感じではなかったんですよ。高校3年生になってキーホールダーやTシャツなどグッズ販売とか、イベントでリスナーさんと会って稼いでいく、みたいな感じでやっていたので、正直今から始めてもし人気になったら、全然ツイキャスだけでも稼げるようになるのかもしれないですね。
ーーネットで叩かれることに不安はありますか?
ポケカメン:ないですね。ネットって誰が出ても絶対に叩く人っていうのはいて、そういう人たちをいちいち反撃していても時間の無駄なんですよね。だから例えば僕のことを叩いてくる人が3人いるとしたら、それ以上に応援してくれている人が倍以上いるので、別に気にしないかなって。むしろ何も反応されないというよりかは叩かれたいというのはありますね。まだ叩かれているということは、興味がなくて叩いているというわけじゃないですか。何も興味持たれずに見られなくなるよりかは、まだ叩かれている方がマシなんじゃないかなというのはありますね。
ーー年齢層はどれくらいが多いんですか?
ポケカメン:やっぱりYouTubeって未成年が多い印象ですね。僕のリスナーさんも未成年が多いです。ツイキャスもYouTubeもやっぱり中高生がメインです。なので確かに課金システムではあんまり投げてくれないですけど、グッズとかを買ってくれます。そんなに僕が課金を投げてくれって言っているわけじゃないし、ツイキャスって無料で投げられるポイントもあるので、そういうので全然充分です。
ーーウケるためにしてること・工夫してることってありますか?
ポケカメン:特にないです。基本的に僕がしたいことをして、それがウケるみたいな感じなので。それを狙ってやろうとすると、配信ってやっぱりやっていて楽しくやってないと終わっちゃうので、自分がしたいことをして、それについてきてくれるリスナーが一番なんじゃないかな。別にコツとかはないですね。あえて言うならば、あんまり暴言を吐かないぐらいです。
ーー企画の参考にするものや人ってありますか?
ポケカメン:他の配信は見ます。ポケモンに関して言えば、こういう対戦の仕方があるんだとか、あとは編集技術とかですかね。こういう編集もありだな、みたいな。
ーー雑談では主にどんなことを?
ポケカメン:配信者系ですね。その配信者系にまつわる企画とかをやったら、みんなが知っている人だから見たくなるっていうのはありますね。あとは純粋にいろんな経験をしているリスナーさんから話を聞いた内容を配信したり。いろんなお仕事をしている人からの凸が来るので、月いくらもらってるのかとか、前にこういうお客さんがいたのかとかっていうのは、みんなが学校であまり知らないことを配信で知れるとなると、食いついてくるなっていうのはありますね。
正直、学校よりもネットを見た方が学べるというのは実感としてありますね。学校は勉強を教えてくれるけど、ネットは常に何かが起きているので、そういうのを見ていると楽しいんじゃないかな。
ーー配信を始めて嬉しかったことを教えてください。
ポケカメン:配信を始めて嬉しかったことは、よかったことっていうのは自分の好きなことで生きていけているということ。それがやっぱり一番ですかね。嫌なことをして生きているわけではないので、楽かなというのはあります。
ーー逆に嫌なことってありますか?
ポケカメン:嫌なことは…やっぱりネットって、誰しもが炎上したり、何かがバレたりするんですよね。僕の場合はリア友に本名とか、やっている活動内容とかが全部バレちゃって、その本名がネットでもバレちゃって。
高校に行っている時リア友に、僕がポケカメンという名前でやっていることがバレちゃったんです。学校に行くたびに毎回、変にいじられたりとか…。リアルとネットというのを分けたかったのでしんどかったです。
僕今未成年ですけど、当時15、16歳だったので、本名がバレた=これはもうネタにしていこうという感じで、売名とかで本名を使って面白いことをしたりとかしていたんですけど、今となっては怖いなと思いますね。
いきなり知らないところに本名を書き込まれて晒されたりすると、それが何千人とか、何万人にバレるわけですから、その何万人の中にリア友がいて、僕のことをもし嫌っていたりしたら、それこそ卒業アルバムとかを晒されたりなどがあるので、正直バレることは怖いですね。そこから住所がバレるとかも全然あると思うので。あとは中学校、高校とか…。一番は、僕のせいで周りに迷惑がかかるというのが一番怖いかなと思います。
ーー配信してる時と普段の自分って違いますか?
ポケカメン:思いっきりキャラが違いますね、スイッチが入るというか…。リアルでは本当にこんな感じで物静かな感じなんですけど、配信とかだと大声を出したりとか、叫んだりとか、文句言ったりとかはありますね。気持ちを作って配信するというのはあります。今の気持ちで配信をすると思うとどんよりしちゃうので、気持ちを切り替えて「やるぞ」っていう感じで気持ち作って、配信つけて大声出したりとかしていますね。勝手にぱぱぱって切り替わります。だから配信が終わったらすぐフワッとなって、「終わった…」っていう感じですね。
ーー目標にしてる人はいますか?
ポケカメン:なりたいと思う人はいますけど、なれないから、自分なりに頑張ろうかなって考えてます。その人になりたいと思ってもなれないじゃないですか。自分のスタイルをつき通して、今、配信しているっていう感じですかね。誰かから吸収するというのはありますけど、ずっと配信動画を見ちゃうと、その人の喋り方とかにだんだん口調が似てきちゃったりする時がありますね。
ーーファンはどうやって増えていくのでしょう?
ポケカメン:集めていく感じですかね。他の配信者とコラボして自分の知名度を上げたりとか。最初は誰もがまったく知られていない状況から始まるので、知ってもらうのが一番。売名っていう言い方なんですけど、いろいろな配信者に売名したり、コラボですかね。そこからどんどん集めてくるという感じですかね。
集めた人が必ず自分のリスナーになるわけでもないし、もちろん離れる人もいます。そこから自分のスタイルに合っていく人を厳選していく、みたいな。どんどん人が増えていくっていう感じですかね。僕は他のいろんな配信者の方にも広めてもらったりしたので、正直、周りのおかげで名を知ってもらって伸びたかなっていうのはあります。コラボではないんですけど、例えば凸待ちとかを相手がしていたりすると、そこに凸って何かをしたりとか。こういうことをしたりとかして伸びました。
あと一番は、特徴を一つ持っておくのが大事かなと思います。僕だったら声なんですけど、声が汚いとか、ガラガラとかよく言われるので、そういうので結構覚えてもらったり…。あとは名前ですかね。例えばポケカメンっていう名前ってちょっと頭に残りやすいじゃないですか。この名前聞いたな、聞いたことあるな、ぐらいな。それで伸ばしたかなっていう感じですね。
ーーこれからやって見たいことはありますか?
ポケカメン:僕、最初はゲーム実況者を目的としてやっていたんですけど、今、ゲーム実況者より企画配信者という形になっているので、ツイキャスでは雑談企画でいいんですけど、YouTubeでは来年ゲーム実況者と呼ばれるようにはなりたいです。
僕がポケモン以外、あまりゲームをしないので…。ハマるゲームがあったらそれも実況したいなとは思っています。今のところポケモンしかYouTubeにはないですけど。だからポケモンわからない人のためにも、ガチガチにポケモンのことだけじゃなくて、誰でも見やすいようにはしたいなと思っています。
ーーこれから配信を始める方にアドバイスをお願いします。
ポケカメン:勉強した方がいいです。YouTuber目指して稼ごうとか思わない方がいいです。だから一番最初にちゃんと高校を卒業して、大学に入って、就職して、ある程度お金を稼げるようになって、暇とかで配信できる余裕があるなら配信をする。そこからもし有名になって、それで稼げるようになったら職を辞めるとか。
僕はもう一発勝負でした。大学に行くつもりがなくて、そのまま高校の3年間でどれだけ自分ができるのかっていうのを試して、今、過ごせるようになったので。だから正直あまり自信とかない子は就職から始めた方がいいかもしれないですね。
配信者もそうだし、YouTubeもそうだし、これをやったら絶対に稼げるっていうわけではないんです。僕も毎日毎日配信して、やっと数を取れたという感じなので…。 本当に稼ぎたいって思うならば、まず安全策を取ってから博打に踏み込むっていうのはありかもしれないですね。大学に行っても夏とか春とか休みの期間があると思うので、その間に稼げるようになったら就職しないでそれで生きていくというのもありですよね。
あとは気持ちを強く持て、ぐらいですかね。始めたら絶対に叩かれるので。叩かれなくてもアンチっていうのは出てくるので、そういう人たちを気にしないで、自分のしたいことをして、自分の好きな人に時間を費やした方がいいと思います。
(ポケカメンインタビュー 了)
ききて:momo
写真:深水英一郎(ふかみん)